トヨタとコメダ珈琲店、KDDI、「ながらスマホ運転」事故防止プロジェクト始動

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愛知県では、平成27年の人身事故件数が44,369件発生するなど、交通事故の低減が課題となっている。そういった状況下、愛知県では「交通事故死亡者数13年連続全国ワースト」という汚名を返上すべく、在名メディア10社が中心となり、「AICHI 脱ワースト」と冠したプロジェクトが8月2日にスタートし、トヨタ、KDDIも協賛している。また、自動車運転中の携帯電話使用等違反の検挙数についても、県内で50,101件発生しており、「ながらスマホ運転」の増加も問題となっている。

 

この度、2016年秋の交通安全週間(9月21日から9月30日まで)に合わせ、トヨタ、コメダ珈琲店、KDDIが共同で本プロジェクトを開始。誰でも参加しやすい形の運転事故低減につながる啓発活動に取り組むことで、愛知県内の交通安全を推進していくという。

 

「Driving BARISTA」は、愛知県内でご利用いただける、「ながらスマホ運転」防止を目的としたアプリ。スマートフォン本体の傾きを判定するジャイロセンサーや移動距離を判定するGPSを活用したアプリとなっている。

 

運転中にスマホ画面を伏せた状態の走行距離を計測し、走行した距離が100km分蓄積されると、「珈琲所コメダ珈琲店」にてブレンドコーヒーまたはアイスコーヒーと交換できるクーポンを入手できる。独自の調査では、運転中にスマートフォン操作をしたことがあるとの回答が約6割あり、その約半数が片手運転をしていると回答しており、このアプリでは運転中のスマートフォン操作防止の意識を高めることが出来るという。

 

なお、今回の取組みにあたり、トヨタの村上秀一常務役員は、「トヨタはかねてより交通事故死傷者ゼロの社会を目指して、自動車の『安全』を最重要課題の一つとして取り組んできた。今回、コメダ珈琲店、KDDIと共に新たな交通安全啓発活動を行うことで、更なる事故低減へつなげていきたい。」と述べた。

 

コメダ珈琲店の駒場雅志専務取締役は、「愛知県の皆様に育てていただいた企業として、美味しいコーヒーを提供することを通じて、交通事故低減のお役に立ちたい。」と述べた。

 

また、KDDIの土橋明CSR・環境担当役員は「『ながらスマホ』防止の啓発活動は継続して実施してきたが、3社で取り組むことで愛知県の課題解決につなげていきたい。今回の『Driving BARISTA』は、スマホを単純に禁止するのではなく、発想を変えて、新しい体験価値提供を通じて事故防止に貢献していきたいという思いで開発した。」と述べた。

 

今後もトヨタ、コメダ珈琲店、KDDIは安心・安全な社会の実現に向けて取り組んでいくそうだ。

本プロジェクト期間
アプリダウンロード開:2016年9月20日から
走行距離蓄積期間:2016年9月20日から2016年10月6日まで
コーヒー引換期間:2016年9月20日から2016年10月31日まで
ダウンロード期間や走行距離蓄積期間が異なるOSバージョンあり。詳細はHPにて掲載。
Driving BARISTA HP
http://www.au.kddi.com/cmp/driving-barista/
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