PHEVが加わる新エクリプスクロスは12月発売

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12月にエクリプスクロスに大掛かりなマイナーチェンジが施されて待望のPHEVが仲間入りする。その予約注文の受付が本日(10月15日)スタートした。税込み価格はPHEVが約385万〜約450万円、ガソリン車は約255万〜約335万円に設定される予定だ。
フロントマスクではダイナミック・シールドが進化を遂げ、プロジェクター式に仕立てられたヘッドランプとフォグランプがそれぞれ楕円形のリングに囲われてバンパーコーナーに埋め込まれている。
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●現行モデルのフロントビュー

●現行モデルのフロントビュー

より変化が見て取れるのはリアビューで、2枚構成だったバックウインドウは1枚ガラスに変更されて後方視界が改善され、オーバーハングの延長と相まってクーペらしい伸びやかな印象に。ただ、2枚のガラスの境界を赤ガーニッシュが水平に貫く現行モデルのほうが個性的でインパクトが強いため、この手直しは賛否両論に別れるかもしれない。
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●現行モデルのリアビュー

●現行モデルのリアビュー

内装ではスマホ連携機能を継承するインフォテイメント画面が7インチから8インチに拡大され、空調ダクトを囲むリングは主張の強かったシルバー調からブラックに変更されて存在感が抑えられる。
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荷室拡大に伴ってリアシートのスライド機構は廃止。

電動系ユニットには基本的にアウトランダーPHEV(以下アウトランダー)と同じものが流用されるが、単なる“ポン付け”では済まず、セッティングに苦労したという。商品力評価に携わっている三菱自動車の鈴木忠志さんによると「そのままでは曲がりすぎてスピンしてしまう現象が見られた」という。これはアウトランダーと比べてエクリプスクロスのほうがボディ剛性が高く、もともとハンドリング志向に味つけされているためで、そのテイストが過剰に出すぎてしまったようだ。
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PHEV追加でますますパワートレインの選択肢が増える!と思いきや、残念ながらPHEV投入と引き替えにディーゼル車は廃止される。これは三菱が「選択と集中」の中で電動化を推進していくため。商品戦略本部の山慶之さんは「より多くの人にPHEVに乗ってもらえるよう、アウトランダーよりもエントリー価格を安くする。また、ハンドリング重視に仕上がっているので、電動車でも走りが楽しめることをアピールしていきたい」と意気込みを語る。ガソリン車:PHEVの販売比率は5:5を狙いたいという。

なお、発売日までの予約注文期間にPHEVモデルを注文すると、下記のオプションプレゼントから特典として一つ選べる。
1)外観をスタイリッシュに演出するガーニッシュ・パッケージ
2)前後ドライブレコーダー・パッケージ
3)レジャーでの使い勝手を高めるアウトドア・パッケージ
4)自宅へのAC200Vコンセント設置費用に費やせる充電設備機器設置支援

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