高速道路ナンバリング案決まる!! 既存国道番号尊重し視認性を重視

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高速道路ナンバリング案決まる!!
既存国道番号尊重し視認性を重視

ナンバリングありき

 9月9日午後、第5回高速道路ナンバリング検討委員会(家田仁委員長・政策研究大学院大学教授)が開かれ、この席で日本の高速道路にナンバーを振ることが事実上決まった。
 本件に関しては、本誌9月号p25でも述べたとおり、「初めにナンバリングありき」で、ナンバリングの目的も日本語の読めないインバウンド(外国人旅行客)を中心としたドライバー向けなのか、日本人ドライバー向けなのか、あるいは日本人にも外国人にも分かりやすいナンバリングを目指すのかが、検討委員会スタート当初から良く分からなかった。目的がはっきりしないままで、具体策が検討できるはずもない。
 詳細は9月号をご覧いただきたいが、委員会のメンバーは、家田委員長を含めて日常的に高速道路を使っているわけではない方々が半数以上を占めていた。そんな方々が、「誰のために何のためにどのくらいの費用対効果が見込めるのか」を検討できるのか、記者は委員会を複数回傍聴していて疑問に思ったものだ。
 それを象徴する第4回検討委員会(7月7日開催)での家田委員長の発言を9月号に掲載した。再記述する。「作ってみて良いものを選ぶべき。スマートジャパンなんだから、よその国のマネは嫌だよね。下品な感じのものがイヤ。懲りすぎているのもイヤだよね。実現することが最優先とすると、やれるところから早くやる。2020年にそれなりの達成感を国民には感じてもらえるのが一番」と、抽象的な発言に終始していた。ナンバリング案が決まる1回前の議論がこれである。(詳細はマガジンX11月号に掲載します)
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