9月4日にイギリスのシルバーストーンサーキットで行われた二輪車レースの最高峰「FIMロードレース世界選手権(MotoGP)」の第12戦において、最高峰のMotoGPクラスに参戦するチームスズキ エクスターの「GSX-RR」に乗るマーベリック・ビニャーレス選手が優勝した。スズキのMotoGPでの優勝は、2007年5月の第5戦フランスGP以来、9年3ヶ月ぶりとなり、2015年にMotoGP復帰後初優勝となった。
決勝日は、前日の予選での雨も上がり、路面が乾いた状態でレースが行われた。レースは、予選を3位で通過し最前列からスタートしたビニャーレス選手が、1周目でトップに立ったところで、他ライダーの接触事故により中断再スタートとなった。再スタート後もビニャーレス選手は1周目からトップに立つと、速いペースで2位以降を徐々に引き離して独走状態に入り、2位におよそ3.5秒の差をつけてチェッカーフラッグを受けた。
ビニャーレス選手にとっては、MotoGPクラスでの初優勝となり、シーズン累計ポイントランキングで4位に浮上した。またチームメイトのアレイシ・エスパルガロ選手は7位入賞を果たした。
難しいレースコンディションの中、一丸となってマシンセッティングに取り組んだチームスズキ エクスターは、チーム力と「GSX-RR」の性能の高さを発揮して、初優勝を獲得したという。