12月7日(金)、東京・お台場の東京国際交流館において日本COTY(カー・オブ・ザ・イヤー)2018-2019最終選考会・表彰式が開催された。イヤーカーに輝いたのは前回のXC60に続きボルボXC40となり、ボルボが2年連続の受賞となった。
今回のCOTYは、スズキが相次いで発覚した排ガスや燃費の測定データ改ざんを理由にジムニーのノミネートを辞退し、スバルはフォレスターが10ベストカーが選出された後に完成検査不正がつい最近まで続けられていたことを理由に受賞を辞退する結果となり、9台のなかからイヤーカーが選出されることになった。最終結果ではボルボXC40が363点、トヨタ・カローラスポーツが314点と接戦となったが、60名のCOTY選考委員のうち21人と最も多くの人が10点を入れたカローラスポーツに対して、XC40は10点ではないにしてもほとんどの選考委員が得点を入れていたことから、最終的な総得点で1位となった。
以下は授賞式でのボルボ・カー・ジャパン木村隆之社長の受賞コメント。
「2年連続で受賞させていただき改めてトロフィーの重さをかみしめています。この受賞は2016年のXC90からはじまった新生ボルボを評価していただいてのことだと思っています。従来の安全性に加え、デザイン、質感、走りにおいて差別化された北欧プレミアムブランドとなったボルボのなかで、XC40はさらにプレミアムらしく、彩りのあるブランドにしてくれたクルマではないかと思っています。2年連続で輸入車であるボルボが受賞したということでさまざまなご意見があると思いますが、10年後、20年後に振り返ったとしても、新しいコンセプト、デザイン、質感、走り、使い勝手など、すべてにおいて受賞に相応しいクルマであったと思ってもらえるものと確信しております。XC40は現時点で約2000名のお客様に納車を待っていただいており、誠に申し訳ない状態が続いておりますが、本日の受賞をグローバルのCEOであるホーカン・サムエルソンに報告して、必ずや日本向けに2000台の増産を勝ち取りたいと思います」
■日本日本カー・オブ・ザ・イヤー最終結果
ボルボXC40:363点
トヨタ・カローラスポーツ:314点
フォルクスワーゲン・ポロ:197点
トヨタ・クラウン:170点
三菱エクリプスクロス:156点
マツダCX-8:111点
アルファロメオ・ステルヴィオ:106点
BMW・X2:47点
ホンダ・クラリティPHEV:36点
イノベーション部門賞:ホンダ・クラリティPHEV
エモーショナル部門賞:BMW・X2
スモールモビリティ部門賞:ダイハツ・ミラ トコット
実行委員会特別賞:TOYOTA GAZOO Racing/ホンダN-VAN
日本カーオブザイヤー公式サイト(選考委員の投票結果・投票理由)