メルセデス・ベンツが新型CLSを発売。日本でディーゼルのリコールは…?

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メルセデス・ベンツ日本は6月25日、新型CLSを発売した。CLSは2004年に4ドアクーペという新たなジャンルを開拓したEクラスベースのクーペスタイルサルーンであり、7年振りのフルモデルチェンジとなった今回は3代目となる。
最大の特徴はキャラクターラインやエッジをできるだけ廃した曲面表現のデザインで、メルセデスベンツのデザインの基本思想である「Sensual Purity(官能的純粋)」に基き新たなデザイン語法を初めて採用したモデルとなっている。下部に向かって幅が広がる台形型のシルエットに、クーペモデルに共通するシングルルーバータイプのダイヤモンドグリル、さらにヘッドライトは側面が内向きに傾斜しており、サメの鼻先をイメージしたというフロントエンドと合わせて、これまでのメルセデスベンツにはなかった特徴的なデザインを造り出している。なお、サイドビューは、なだらかな流線型ルーフラインに加えて、縦方向に細いサイドウインドウによって高いウエストラインを印象づけている。サイドウインドウについても他のクーペモデルと共通のサッシュレスウインドウを採用する。これまで4人だった乗車定員はCLSとしては初めて5人乗りとなっている。
パワートレインは、Eクラスと共通の2リッター直4ディーゼルターボ(BlueTEC)と、3月に発表したS450にも搭載した新開発の3リッター直6エンジンに48V電気システムやISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたM256エンジンもラインナップしている。
発表会に登壇したメルセデス・ベンツ日本の上野金太郎社長は、今月11日に排ガスを不正に操作する装置を搭載しているとしてドイツ政府がダイムラー社に対してディーゼル3車種(Cクラス、GLC、ビトー)について、欧州全体で77万4千台のリコールを命じたことについて、「日本においてもリコールとなるのかどうかも含めて現在本国と話し合っている段階。コールセンターには1日3〜6件ほどのお問い合わせをいただいており、早急に状況の把握を行い、1日でも早く日本のお客さまの不安要素を払拭したいと考えているが、詳細がわかるまではもうしばらくお時間をいただきたい。日本の対象車についてはだいぶ絞り込めているが、おそらくCクラスは対象にならないものと見込んでいます」と答えた。
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■新型CLS本体価格(税込)
CLS 220d スポーツ(2リッター直4 BlueTEC):799万円
CLS 450 4MATIC スポーツ(3リッター直6ターボ ISG搭載モデル):1038万円

メルセデスコール TEL:0120-190-610
公式サイト https://www.mercedes-benz.co.jp

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