デリカミニ一新!販売開始までに受注1万3000台めざす

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三菱は8月22日に予約注文の受付を始めた新型デリカミニ/eKスペースを正式発表した(販売開始は10月29日から)。税込み価格はデリカミニが196万4600~290万7300円、eKスペースが174万9000~194万5900円。

eKクロススペースのビッグマイナーチェンジ版として23年5月に発売されたデリカミニはヒット作となり、月販3000台をキープしてきた。イメキャラの「デリ丸。」が人気を集めているのも周知のとおりだ。

キープコンセプトのまま一新された外観には瞳を連想させる半円形のポジションランプが継承されているが、先代より拡大されてヤンチャ感が増した。また、フロントバンパーとリアガーニッシュにはDELICAのレリーフが配され、力強さが踏襲されている。
4WDモデルに備わる15インチアルミホイールがトレッキングシューズの靴底をモチーフにしてデザインされたのもユニークなポイントとして見逃せない。

質感アップを遂げたインテリアにはベージュ色も用意。さらに、7インチ液晶メーターパネルと12.3インチのインフォテイメント画面が融合した大型ディスプレイにはGoogleの各機能(アシスタント、マップ、プレイ)が三菱初採用されており、呼びかけて音声でナビや空調、オーディオの操作が行える。しかも通信機能は10年間(!)無料で使える。

兄弟車である日産ルークスには設定されていない5つのドライブモード(POWER/ECO/NORMAL/ GRAVEL/SNOW)が備わっているのもポイントで、センタークラスターにはダイヤルスイッチが設けられている。
このほか、急な下り坂で車速を一定に保ってくれるヒルディセントコントロールが軽スーパーハイトワゴンで唯一設定されている。

ショックアブソーバーにはカヤバ製のプロスムースを新採用。先代に引き続き、4WDモデルには専用チューンが施され、前輪には高剛性スタビライザーとベアリングが用いられている。

ドライバーをサポートするアイテムでは、軽自動車初の後側方衝突防止支援システム、三菱の軽自動車で初めてとなるブラインドスポット警告およびリアクロストラフィック警告、三菱初の3Dアラウンドビューモニターを採用。
また、キーを携帯していれば操作が不要な接近時アンロック&降車時オートロックが新採用されているが、電動スライドドアのハンズフリー機能は省かれてディーラーオプション化された。

最上級グレードとして新設された「プレミアム DELIMARUパッケージ」はNA・2WDモデルが264万9900円、ターボ2WDモデルが274万0100円で高額な印象もあるが、前述したGoogle搭載ナビ、コネクト機能、ETC2.0車載器、3Dアラウンドビューモニター、電子ルームミラー、前後ドラレコが装備されており、ほかに何も加えなくても不満なく乗れる状態に整っている。

営業分野を担当している中村達夫・副社長は「軽自動車の概念を破壊するクルマ」「三菱が今後も成長していくためには30〜40代を取り込みたい。三菱への入口になる戦略的なクルマ」と紹介した。
受注状況については、現在4000台の注文が入っていて70%がDELIMARUパッケージだという。10月29日のデリバリー開始までに「1万3000台を受注したい」(中村副社長)意向だ。初年度は月販4000台をめざす。

10月28日までに成約した購入者には4色から選べる「デリ丸。」ぬいぐるみが進呈される。さらに、スーパーマイカープランおよびウルトラマイカープランで成約するとディーラーオプション5万円分が、これらのプランを利用中で新型デリカミニのプランに代替えするとディーラーオプション8万円分がプレゼントされる。

https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/delica_mini/

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