2025年8月号『ざ・総括。』の記事【VWゴルフヴァリアント】がnoteから購入できるようになりました

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マガジンX 2025年8月号(6月26日発売)に掲載された『ざ・総括。』の記事【VWゴルフヴァリアント】がnoteにて税込300円で購入できるようになりました。また月額600円の定期購読ですべての記事を購読することもできます。以下は無料公開の冒頭部分です。続きを読みたい方はその下のリンクからご購入ください。

【VWゴルフヴァリアント】

色気か、出来の良さか…

VW(フォルクスワーゲン)はゴルフ第8世代モデルを2025年1月にMC(マイナーチェンジ)して、ゴルフ8.5へとブラッシュアップした。同時にゴルフヴァリアントも8.5になった。先月号ではHB(ハッチバック)版ゴルフを取り上げたが、今回はステーションワゴンのヴァリアントに試乗した。後席以降のボディを伸ばして荷室を拡大したワゴン車だ。パワートレインはHBと同じで、こちらにもガソリン3気筒ターボは設定されていない。日本では、ほぼ絶滅危惧種と言えるこのカテゴリーだが、本誌評価陣は「使ってみればミニバンはいらないくらい便利」と言うが…。

ステーションワゴンの良さ

エンジニアリングコンサルタント(以下=エ) 先月号で取り上げたゴルフ8のMCでは、我われは「少々ケチ臭いMC」と表現した。その理由は「変わり映えしない」「コストダウン中心」だった、だ。このヴァリアントもMCの方向性は前回のHB版ゴルフと変わらない。しかし、今回改めて試乗してみて、室内高が低いこととシートが2列であること以外は、日本のOEM(自動車メーカー)がファミリー向けだと売り込んでいる小型ミニバンよりも、自動車としてはるかにまともで走りもしっかりしていると感じた。皆さんの意見を聞きたい。

チューニングショップの社長兼エンジニア(以下=チ) 皆さんに乗ってもらったのは、1台は「eTSIアクティブ」という仕様で、車両価格は393.9万円。ICE(内燃機関)は1.5リッター直列4気筒ガソリンターボで、変速機は7速DSG(デュアルクラッチAT)だ。44V(ボルト)のLIB(リチウムイオン電池)を積んだMHEV(マイルドハイブリッド車)だ。もう1台は2リッター直列4気筒ディーゼルターボを積むTDIの「Rライン」で、変速機はこちらも7速DSG。TDIは通常のICV(内燃機関搭載車)であり、電動モーターがアシストしてくれるMHEVではない。

元部品メーカーのエンジニア(以下=部) 以前のゴルフ・シリーズの売れ筋はディーゼルターボでしたが、いまやガソリンICEのMHEVが主流です。欧州では、いまやすっかりディーゼル車が売れなくなりました。BEV(バッテリー電気自動車)も、日本のメディアは知っているのか、それとも知らないのか分かりませんが、企業に脱炭素行動を求める規制の中でもCSRD(企業サスティナビリティ報告指令)の存在は強力ですから、社用車をBEVに切り替えざるを得ません。そのため全欧州のBEV販売台数は1〜4月で57.3万台、前年同期比28.6%増ですが、この伸びを支えたのは法人需要です。

ベテラン実験ドライバー(以下=T) BEVは台数で12万6000台増え、ディーゼル車は台数で約10万台減った。オレが仕事で付き合っている欧州のサプライヤーも急いでBEVを買っている。感覚としては、法人需要のディーゼル車がほぼそのままBEVに流れた感じだ。

自動車業界の事情通(以下=通) ゴルフ・シリーズはMHEVが増えた。先月号の試乗で我われは日本仕様の標準装着タイヤに文句を言った。日本仕様の決定権は日本の輸入元であるVWジャパンにあり、そこがNEXEN(ネクセン)のタイヤを選んだわけだが、今回のヴァリアント「eTSI」もNEXENだった。2リッターディーゼルターボはブリヂストンだ。今回もミシュランやコンチネンタルは履いていない。

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