好評販売中のマガジンX 2025年2月号で報じたように、トヨタは明日から開催される東京オートサロンにレクサスSUVの「F」モデルを出品する予定だった。しかし、これが急転直下、開幕直前になって中止されたことがわかった。
出展の意図を要約すると、RC-Fのモデル廃止が決まっていて「F」ブランドが宙ぶらりんになってしまうのを避けるため、トヨタはSUV群にハイパフォーマンス・モデルを設定する方針を固めた。その意思を示すため、ニュルブルクリンクで先行開発車両を走らせた上で、会場に展示する計画を練っていた。
だが、2L直4ターボエンジンの開発が遅れていてニュルでの実地テストができず、代わりに“なんちゃって”のスタディモデルを展示する予定だったが、これが中止された。
中止の理由は定かではないが、もしかしたらモリゾウさんが「走らせてもいないニセモノを置くな」と指示したのかもしれない。とはいえ、いまからブースのテーマである『ニュルブルクリンクでのクルマづくり』は変えられないだろうから、どんなプレゼンテーションを行うのか、そしてブースの車両レイアウトをどうするのか、関係者は頭を抱えているかもしれない。