NV200バネットの商品改良が7月19日に行われた。
今回の手直しでは安全装備の充実が図られて新たに踏み間違い衝突防止アシスト、ふらつき警報が追加された。また、メーターパネル内のインフォメーション画面が7インチに拡大され、前輪の向きと進行方向が示されるタイヤアングルガイドを新採用。併せてステアリングホイールは多くの日産車に採用済みのフラットボトム型に差し替えられた。
これに続いて待ち遠しいのが、6月12日に存在が公表されたMYROOMの追加だ。キャラバンに設定済みの同名モデルと同じく、車中泊などのアウトドアライフを気軽に楽しめる特装車として投入される。
MYROOM第1弾はキャラバンに設定されたが、構想そのものはNV200バネットが先行していたという。「タイヤのついた部屋」をコンセプトに、リラックスできる空間を持ち出して自然の中で好きな時間を過ごせるアイデアを具現化。車中泊だけでなく、例えば読書や趣味、仕事もこなせるというワケだ。NV200バネットはキャラバンより車体がコンパクトなので運転しやすく、仲間入りするMYROOMは「一人でゆったり、二人でピッタリ」がテーマに掲げられる。
キャビン後ろ半分は木目調パネル、2in1シート、スライド式テーブルで構成されてリビングルームを思わせる雰囲気に仕立てられる。
最大の特徴は日産が特許を申請中の2in1シートだ。これは座面と背もたれが入れ替わる反転式のシートで、前向きに座る時とそのままリクライニングさせて使うベッドモードではカラダをしっかりと支えてくれる硬い面がオモテに、停車時に後ろ向きに座る時はソファーのような柔らかい面がオモテになるよう設計されている。
明日(7月26日)発売のマガジンX 9月号(電子版と紙の雑誌をご用意しているほか、書店や一部コンビニでもお買い求めいただけます)ではMYROOMの詳しい内容に加えて価格もスクープ。キャラバンMYROOMとの違いや、一部のトヨタ系ディーラーで販売されているタウンエース・ベースのアルトピアーノに対する優位点も取り上げているので是非ご覧ください。