登場を心待ちにしている人が多いランクルミニ(仮称)はIMVシリーズの一員として開発されている。IMVとは新興市場のアジア諸国に焦点を当てて発足したプロジェクトで、最初のモデルは04年にタイで発売された。以来、180を超える国と地域で累計400万台以上が販売されてきた。
新生IMVはジャパンモビリティショーに参考出品された直後、ハイラックス・チャンプの名称で23年11月にタイで正式リリースされた。ジャパンモビリティショーで提示されたように、多彩に架装できる高い自由度が確保されている。
過去の予想イラストで示したとおり、ランクルミニのフロントノーズはハイラックス・チャンプ似に仕立てられるが、ボンネットフードは異なるようだ。削り出しを連想させる造形のノーズ先端にはTOYOTAのロゴが配される。
ドアウインドウが途中でキックアップしているハイラックス・チャンプのモチーフはランクルミニにも継承される。ただし、フロントドアではなく、リアドアに織り込まれてランクル250との共通性を演出。力強く見えるよう、リアクォーターピラーにウインドウは設けられずボディ色に仕立てられる。さらに、横開き式ゲートの中央にはスペアタイヤが設置され、世界中にあふれるクロスオーバーSUVとは異なる本格クロカンならではの印象がかもし出される。
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