かつての看板車種だったワゴンRを抑え、いまやスズキの軽自動車で一番の売れっ子として人気を集めているスペーシアの世代交代が視界に入ってきた。3代目はどんなクルマに仕上がるのか、デビューに先がけて予想する。
次期スペーシアには熟成の域に入った軽量プラットフォームのHEARTECT(ハーテクト)が継承されるだろう。このシャシーは構造部材を滑らかな曲線に設計することで高剛性化と軽量化の両方を達成しており、いまでは登録車も含めて大半のスズキ車に展開されている。
室内には天井サーキュレーターや21年のマイナーチェンジで採用されたコネクト技術、前倒しに連動してクッションが沈み込むリアシート、助手席シートの前倒し機構が受け継がれてライバル車に引けを取らない使い勝手の良さが確保されるだろう。さらに新機構が追加されることにも期待したい。
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