詳報!! スバル「CB18型」エンジン搭載車の不具合
スバルが4月上旬以降、同社の主力モデルであるレヴォーグ、アウトバック、フォレスターの3車種の出荷停止と生産停止を続けている。すべてCB18型エンジン搭載車で、エンジンEGR圧力センサーの不具合が原因だ。
同社では「対策品の開発に全力をあげている」(スバル広報部)が、出荷停止が解けるのは「現状で2カ月半程度かかる見込み」(同)と説明する。暦で言えば、6月下旬から7月までずれ込む気配だ。
ユーザーにデリバリーされたのは2020年10月にレヴォーグが最初になる。国内分は5万台程度。不具合は経年で発生することがわかっており、「登録後1年で0.8%程度の発現率」(同)という。大半の使用過程車で異常は発生しない確率だが、「もしも運転中に警告灯が点灯したり、エンジンがかからないなどの症状が出たら、すぐに系列ディーラーに相談して欲しい」(同)と話す。なお、修理が必要な場合は期間中に「レンタカーの貸し出しなども行う」(同)。
ゴールデンウイーク中も「SUBARU安心ホットライン(電話0120-78-2215)で相談を受け付ける。市場措置対応は出荷停止解除を睨みながらスバルから発表される見込みだ。
取材・文/神領 貢(マガジンX編集長)