北米ロサンゼルスでLAショーが開幕した。
トヨタはRAV4のプラグインHV(北米名:RAV4プライム)を初披露した。システム出力は302hpに達し、0→60マイル発進加速を5.8秒でこなす。これはトヨタ・ブランドのクルマの中でスープラに次ぐ速さだという。20年夏に日米で発売が予定されている。
また、東京ショーで公開された次期MIRAIのコンセプトモデルも北米デビューを飾った。こちらは現行モデルより航続距離が30%伸びる見通しで、室内に12.3インチ画面や14スピーカーのJBLオーディオが備わることがアピールされた。
マツダはCX-30を北米初披露。国内向けと違って現地仕様には186hpの2.5L直4が搭載される。タイヤや天井トリムにもこだわって高い静粛性を実現したことが訴求された。なお、米国では新しいデザインテイストを取り入れた販売店が100拠点に達し、今後もリニューアルを進めて21年には300拠点まで増やす予定だ。
スパータンバーグ工場が操業25周年を迎えたBMWはX5MとX6Mを出展したほか、2シリーズ・グランクーペと8シリーズ・グランクーペの実車を初めて公開した。さらに、444hpを誇るM2-CS(写真)とM8グランクーペのアンベールでスポーツモデルのラインナップ強化を前面に打ち出した。
BMWグループのミニはJCW(ジョン・クーパー・ワークス)のGPを公開。史上最速のミニで、0→100km/h加速タイム5.2秒をマークする。20年に全世界で3000台を限定販売。
メルセデスベンツもスポーツモデルを世界初公開した。披露されたのはGLEとGLSのAMG63モデルで、ともに603hpを発揮する4L-V8ターボがウリに掲げられる。しかも21hpのISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)も組み込まれていて電動化を実現。
GMシボレーはトラックスとエキノックスの間に位置するトレイルブレーザーを一新した。1.2Lターボもしくは1.3ターボが搭載され、オンロード志向のRSとアクティブな印象のACTIV(写真)が用意される。2万ドルを切るエントリー価格で20年春から販売される。なお、このあとGMはサバーバンとタホの刷新も予定している。