アシェット社のハコスカ切断線問題 第6弾! 京商からお客様へ

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BODY再現の限度について京商からハコスカのCピラーに分断線が入ってしまったことについて説明がありました。京商のプロ意識と矜持が感じられるものです。

ミニカーデザインに永年携わってきたものとして、今回のご指摘は非常に心苦しいものです。実車にない部品分割を行ったことについて、私たち自身、決して満足しているわけでないことだけはご理解いただけるとありがたいと思っています。

そもそも完成したミニカーを作る場合とは異なり、部品を分割してご提供するパートワーク商品については、仕上がりまですべてお客様に手作業で製作していただく必要があります。弊社もこれまで数多くのパートワークを手掛けておりますが、他社様の製品に比べ不良品やクレームの発生が少なくなるよう常に努力してきたところでございます。京商といたしましては、多くのお客様から「完成度が高いね」とご評価いただいていることがなによりも増して私たちの誇りであります。

ボディの分割につきましては、部品を分割してお届けし、確実に組み立てていただけるベストな方法として私たちが提案いたしました。ただし、Cピラーのこの位置に分割線がはいってしまった正確な経緯については現在調査中です。

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ボディの一体成型は、一般的に不良率が高くなりがちです。たとえ部品ひとつでも不具合が発生すると、組み上がりそのものがむずかしくなる可能性があります。したがって製品の品質に万全を期すためパーツを分割しているものです。ボディの分割にはメリットもあります。添付のように一体成型ボディでは再現できなかった車体断面を作ることができ、こうした実車の再現性につきましては、日産様にもご評価をいただいた経緯がございます。車体内部の寸法につきましても、他社様のミニカーよりリアルに再現されていると自負しております。

そうは申しましても、ハコスカの実車と明らかに異なる様な分断線を、決して低額ではないダイキャストモデルの主要パーツに入れてしまい、ご購入されたお客様のご期待に添えなかったことは、製作者として忸怩たる思いでいっぱいです。今回の問題を真摯に受け止め、再発防止を期するとともに、アシェット社様と協力して事態の収拾につとめる所存でございます。何とぞ、ご購入者様をはじめ当社ファンの皆様のご寛容をお願い申し上げます。 京商

 

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