マツダは、マツダの研究者2名が腐食防食学会より、「自動車の防錆技術を革新する耐食性迅速評価法の開発とその実用化」の研究において、技術賞を受賞したと発表した。
腐食防食学会技術賞は、腐食防食学会より、「腐食防食の分野における優れた技術」に対して贈られるもの。この度受賞した評価法は、従来は数ヶ月の促進腐食試験で評価を行っていたものを数分間に短縮し、車両防錆品質の育成、管理プロセスの革新を実現するもの。マツダの腐食防食学会技術賞受賞は今回が初。
なお、この評価法を、2017年5月24日(水)-26日(金)にパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2017 横浜」マツダブースにおいて展示予定。
世の中にはいろいろな学会があるが、腐食防食関係の学会もあるということに興味津々だ。
■腐食防食学会 技術賞
受賞対象:「自動車の防錆技術を革新する耐食性迅速評価法の開発とその実用化」
受賞者:(敬称略)
浅田 照朗(あさだ てるあき) マツダ株式会社 技術研究所
重永 勉(しげなが つとむ) マツダ株式会社 技術研究所
礒本 良則(いそもと よしのり) 広島大学 大学院工学研究科 化学工学講座 准教授
受賞理由:影響要因が多岐にわたる自動車の防錆品質の短時間高精度の評価技術を開発したもので、数分間の短時間で製品の防錆品質のその場評価を可能とし、車両防錆品質の育成、管理プロセスの革新を実現した点など。