TOYOTA GAZOO Racingは、ドライバーの経験などを鑑み、来月6月17日(土)と18日(日)の両日行われるFIA世界耐久選手権(WEC)第3戦ル・マン24時間レースにおける、ドライバー編成の変更を発表した。
小林可夢偉とマイク・コンウェイの2人で第2戦スパ6時間レースを戦ったTS050 HYBRID #7号車は、ル・マンではステファン・サラザンが3人目のドライバーとしてステアリングを握ることとなった。これにより、昨年のル・マン24時間レースで2位表彰台を獲得し、シーズンのランキングでも3位に入った3人の組み合わせで、再びル・マンに挑戦することとなる。
#8号車のドライバーは中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、アンソニー・デビッドソンの3名で変更はなく、3年目となるこのトリオによって、昨年の雪辱を果たすべく、ル・マンでの初制覇を目指す。
ホセ・マリア・ロペスは開幕戦シルバーストーンにおける負傷により、第2戦スパを欠場、ル・マンへ向けての充分な走行経験を積むことが出来なかった。この状況も考慮し、チームはロペスをニコラス・ラピエールと国本雄資の駆る#9号車の3人目のドライバーとすることとした。
ル・マンの後、チームは再び2台体制でWECチャンピオン獲得に向け、以降のシーズンを戦うが、第4戦以降は、ロペスは小林、コンウェイと共に再び#7号車をドライブすることとなる。
近頃調子の良いTOYOTA GAZOO Racing。ル・マンで優勝することができるか注目だ。