ビー・エム・ダブリューは、同社の日本市場における2016年の販売実績を発表し、BMWグループの乗用車販売台数が外国メーカー輸入車において8年連続でトップとなる75,119台となったことを発表した。2016年1月~12月期のBMWブランドの販売台数は50,571台で対前年比約9.4%増であり、MINIブランドは約16.4%増となる24,548台を販売したという。
2016年の成功は、2015年に引き続き、顧客ニーズにあった商品ラインアップを強化したこと、さらには、日本市場への積極的な投資効果によりもたらされていると考えているそうだ。
ニュー・モデルの導入としては、7シリーズ、2シリーズ アクティブ/グラン ツアラー、新世代ハイブリッド・モデル、M2クーペ。また、エントリー・モデルの拡充も積極的に行った。さらに、MINIブランドは、2002年からのMINIビジネス開始より販売台数を安定して増加させている。昨年春に発表のクリーン・ディーゼル・エンジン搭載のMINI 3ドア、5ドア、クラブマンの販売も非常に好調であり、販売台数増加に寄与。これらの要因により、日本自動車輸入組合発表の車名別販売台数において、MINIは初めてトップとなった。
日本市場への積極的な投資効果としては、BMW GROUP Tokyo BayやBMWフューチャーバリューローン / MINIフューチャーバリューローンの導入、BMWジーニアス / MINIジーニアスの導入があげられる。
2017年もプレミアムな価値を中心に要望に応えるとともに、積極的な製品攻勢を実施する予定だという。5シリーズ セダンを皮切りに、春にはMINIクロスオーバーをフルモデル・チェンジの予定。モデル・ラインアップの追加も予定されており、日本市場における成長戦略を維持していく予定。さらに、BMW Motorradビジネスは、BMW日本初となる中型免許で運転可能なニュー・モデルを投入予定であり、飛躍的な躍進が期待できるという。
日本市場で積極的な販売展開を推し進めるBMW。今年も目が離せない。