日産は、「スカイライン」の誕生60周年を記念した特別仕様車「60th Limited」を発売、併せて一部仕様を向上し、全国一斉に発売すると発表した。
初代スカイラインは、1957年4月24日に誕生した。以来、その価値は、それぞれの時代の最先端の技術を搭載した、13代にわたる歴代のスカイラインによって常に新しい世代へと受け継がれてきた。そして、来春2017年4月に誕生60周年を迎える。
13代目の「スカイライン」がベースの「60th Limited」は、「350GT HYBRID Type SP」、「350GT FOUR HYBRID Type SP」、「200GT-t Type SP」を基本に、より上質な室内空間を実現するアイテムを標準装備したもの。
従来よりも柔らかな本革にセミアニリン加工を施した高級本革シートを全席に採用するとともに、前席についてはホールド性が高いスポーツシート形状を採用。また、内装のトリムに木目の風合いをそのまま生かす塗装仕上げを用いたオープンポアウッドを採用し高級感を演出しているのが特徴。
なおこのモデルは、2017年9月末日受注分までの期間限定販売。
また、今回の一部仕様向上では、国産車初となる「BOSE® Performance Seriesサウンドシステム」(オプション設定)を採用。左右のリアドアに新規でツイーターを設定し16スピーカーとした。更に、フロントドアのツイーターを刷新するともに、フロントドアのスピーカーグリルをより薄く、洗練されたデザインにするとともに、音響特性がよいメタル素材を採用し、上質で豊かな音響空間を実現しているという。
ボディカラーは、過去のスカイラインで採用したヘリテージカラーを受け継いだ特別な車体色である「オーロラフレアブルーパール(2P)」を追加。合計9色のボディカラーより選ぶことができる。
なお、11月8日より日産グローバル本社ギャラリーにてスカイライン特別仕様車「60th Limited」の特別展示を実施。「いつの時代も最先端のテクノロジーに挑み続けた、その走りの進化の軌跡」を綴った、歴代スカイラインのパネル展示に加え、第一弾のヘリテージカーの展示として初代スカイラインを展示するそうだ。
かつてスカイラインと言えば、日本のGTカーの代名詞だった。残念ながら、現在のモデルは走っているのを見かけることも珍しい。スカイラインがまた憧れのクルマとなる時代が来てほしいものだ。
全国希望小売価格(消費税込み) (単位:円)
駆動 | エンジン | グレード | ミッション | 価格 |
2WD | VQ35HR – HM34 (HYBRID) |
350GT HYBRID Type SP 60th Limited |
7M-AT | 5,810,400 |
4WD | 350GT FOUR HYBRID Type SP 60th Limited |
6,091,200 | ||
2WD | 274A (2L ターボ) |
200GT-t Type SP 60th Limited |
7M-ATx | 4,963,680 |