パナソニック・ジャガー・レーシングは、10月9日香港の市街地コースで行われたFIAフォーミュラE世界選手権開幕戦に参戦し、アダム・キャロルが12位で完走し、デビューを飾った。
パナソニック・ジャガー・レーシング・チーム、そしてチーム・ドライバーのアダム・キャロル(カーナンバー47)とミッチ・エバンス(カーナンバー20)は、初めてのプラクティス・セッションを無事走りぬきクオリファイ・セッションに挑んだ。
クオリファイ・セッションでは、両ドライバーがプラクティス・セッションよりも速いスピードで走行していたが、セントラル・ビクトリア・ハーバー・エリアの香港市街地コースは、非常に狭い上に滑りやすくなっており、先を行くライバルたちがコースアウトするなど、苦戦を強いられた。
それが影響し、決勝での出走順を決めるスーパーポール・クオリファイ・セッションはキャンセルとなり、クオリファイ・セッションの順位が反映され、アダム・キャロルが14番手、ミッチ・エバンスが16番手で決勝レースに出走することになったが、その後、アダム・キャロルが3グリッド降格のペナルティを受け、決勝では17番手となり、ミッチ・エバンスは15番手スタートに繰り上がった。
決勝レースで、好調なスタートを切った両ドライバーは厳しいコンディションの中で着実に順位を上げ、18周目にセーフティ・カーが入った時点で、15番スタートのミッチ・エバンスは10位、17番スタートのアダム・キャロルは11位の位置につけていた。
そして、ピットストップを経て、最終的にアダム・キャロルは12位でフィニッシュ。ミッチ・エバンスはマシンに電気系統のトラブルが見つかり、さらなるダメージを防ぐため、リタイアを選択した。