東洋ゴム工業は、10月1日(土)より、新しいジャンルの軽自動車専用タイヤ「OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリー アールティー)」を新たに開発し、全国にて発売予定。価格はオープンだ。
近年の国内軽自動車市場では、広い車内空間を確保し、居住性の良さを訴求した「スーパーハイトワゴン」と呼ばれる車両が人気を集め、ショッピングなど日常の街乗りでの快適性が評価されているという。また、起伏のある林道などオフロードが楽しめる、アウトドア・イメージを前面に押し出したクロスカントリー・ビークル(SUV/CUV)タイプの軽自動車も相次いで発売され、人気が高まっている。
そこで東洋ゴム工業は、アウトドアでのオフロード走行を楽しむ軽自動車ユーザーが増加していることに着目し、これらクロスカントリー・ビークル(SUV/CUV)タイプの軽自動車専用タイヤの提案型新商品として「OPEN COUNTRY R/T」を新たに開発したという。
前提となる軽自動車の車両特長を踏まえた “遊び心”ある専用タイヤ「OPEN COUNTRY R/T」は、オフロードにおけるトラクション性能と、オンロード走行に求められる耐摩耗性能や走行安定性を高い次元で両立させている点が特徴だそうだ。
東洋ゴム工業は、泥濘地や雪道などオフロードでの走破性を重視するユーザーには、地面にパワーを伝える能力(トラクション性能)に優れた「Mud Terrain(M/T:マッド・テレイン、泥濘地用)タイプ」のタイヤを、また、オンロード中心でありながらオフロードとのバランスも重視するユーザーには、「All Terrain(A/T:オール・テレイン、全天候型)タイプ」のタイヤを提案。
一方、今回のR/TはRugged Terrainの略で「でこぼこのある」、「ごつごつした」、「起伏のある」地形や路面に対する特化性能を持つことを意味しており、新商品は、Mud TerrainタイプとAll Terrainタイプとの中間を充足する全く新しいジャンルのタイヤといえる。
タイヤのショルダー(両端)部は、アグレッシブなパターンデザインによってオフロード性能を確保し、トレッドのセンター部にはオンロード走行を考慮したパターンデザインを採用し、それぞれの特性を発揮する「ハイブリッドデザイン」が特長となっているそうだ。
東洋ゴム工業は、これまで、オフロードを楽しむユーザー向けに四駆専用タイヤを提供し、軽自動車ユーザーにも利用可能なサイズ(15、16インチ)を一部ラインナップしていたが、新商品は、クロスカントリー・ビークル(SUV/CUV)タイプの軽自動車ユーザー専用として提案していく商品。軽自動車の小型の躯体でも存在感ある独特の商品デザインは、アウトドア派のアクティブなカーユーザーの趣向をも満たすものだという。